中小企業経営─その実践 持続的成長を目指して
経営評論家の元祖 江坂彰氏推薦 持続的成長の秘訣は、「いいときに慢心せず次の手を打ち、悪いときに悲観せず、改革に取り組むこと」。成長企業の実例と先人の教えにもとづく、古めかしくも新しい実践的中小企業経営理論。

目次

序章 中小企業の勝ち残り戦略

第一章 「より多き富の創造」のために実践すべきこと

1.マーケティングの強化なくして成長なし

2.営業力・集客力の強化なくして成長なし

3.生産性向上なくして持続的成長なし

第二章 人を活かし、育て、組織で機能する経営

4.人を活かし、育てる

5.組織で機能する経営

6.『学習』⇔『思考』⇔『行動』のサイクルを回せ

第三章 経営トップに求められる『経営力』

7.経営トップに求められるリーダーシップ

8.『経営力』を鍛える

第四章 持続的な成長を目指して

9.持続的成長は、なぜ困難なのか

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目次

◆まえがき

はじめに 中小企業の勝ち残り戦略

◆中小企業は弱者ではない

◆中小企業の強みを活かせ

◆得手の分野を深掘りせよ

第一章 「より多き富の創造」のために実践すべきこと

一、 マーケティングの強化なくして成長なし

*企業の役割は「富の創造」

*顧客を獲得し、維持する

◆お手本は、宮崎を日本一の観光地にした岩切章太郎

◆「顧客第一」の経営で躍進する「マキオ」

◆「真の顧客第一」とは、顧客の得になることを提案すること

◆レビットの教え

二、 営業力・集客力の強化なくして成長なし

*顧客を獲得し、維持するために不可欠な営業力の強化

◆全社営業のすすめ

◆二人一組の営業

◆提案営業を考える

◆相談される会社に

◆顧客接点に力を

三、 生産性向上なくして持続的成長なし

*日本企業にとって、生産性向上は急務の課題

◆基本は五Sとムダの排除

◆「構造」と「リズム」

◆「新技術」はフルに使いこなせ

◆顧客の力を活用

◆「人間への投資」が生産性を高める

第二章 人を活かし、育て、組織で機能する経営

四、人を活かし、育てる

*人材育成にはプロセスがある

◆求める人材像を明確にして採用試験を

◆一番の問題は社員のモチベーションの低さ

◆やる気を阻害する要因・高める要因

◆小林一三の人材育成法

◆部下に仕事を任せられない上司

◆備わるを一人に求めるなかれ

五、組織で機能する経営

*個人プレーからチームプレーへ

◆全体は部分の総和を超えないといけない

◆チーム力を高める評価システムに

◆「サンエー」にみる「一致団結」の経営

六、『学習』⇔思考』⇔『行動』のサイクルを回せ

*学習こそが競争力の源泉

◆学ぶにしかず

◆もっといい方法がないか考えよう

◆企業人の学習法

◆歴史から学ぶ

◆異業種から学ぶ

◆失敗から学ぶ

◆『学習』だけでは、持続的成長はとげられない

第三章 経営トップに求められる『経営力』

七、 経営トップに求められるリーダーシップ

*リーダーとマネジャーは違う

◆マネジメント過剰は組織から活力を奪う

◆優良なリーダーの共通項

/『志が高い』『人間的魅力でリードする』『現場優先主義』『叱り上手』

◆リーダーに求められる「不敢の勇気」

◆クセノポンにみるリーダーシップの真髄

◆キュロスにみるリーダーシップの真髄

八、『経営力』を鍛える

*企業を持続的に成長させる『経営力』

◆『変化対応能力』=『観察力』+『想像力』

◆『決断力』と『行動力』

◆『やり抜く力』=『事前の準備』+『目標設定能力』+『忍耐力』

◆『人間関係構築力』

◆『人を用いる力=二宮金次郎のピープルマネジメントに学ぶ』

◆『数値把握力』

第四章 持続的成長を目指して

九、 持続的成長は、なぜ困難なのか

*終わりを全うできない企業トップと組織

◆「創業と守成、いずれが難きか」(貞観政要)

◆「馬上で天下をとっても、馬上で天下を治められましょうか」(史記)

◆「守成」とは、現状を守ることではない

◆「サンエー」「島精機製作所」に学ぶ持続的成長の秘訣

◆「殷鑑遠からず、夏后の世にあり」(貞観政要)