元気塾: 中小企業経営者と自らの自己研鑽を目的に元気塾を開設し、元気印の企業が増えることを願って活動しています。元気塾主宰 疋田文明

疋田文明
中小企業経営者と自らの自己研鑽を目的に元気印の企業が増えることを願って活動しています。
元気塾へのお誘い 活動と会員制度のご案内 入塾/お問い合わせ
活動実績 注目企業紹介 連載コラム
元気塾
経営の現場は『知恵の宝庫』
疋田文明が注目する元気印企業を事例に
勝ち残る企業像、あるべき経営者像を
経営者のみなさまと共に探求します。
更新履歴
2023/
11/29
「note」を開設いたしました。最初の記事は「経営に活かしたい先人の思想」になります
2021/
2/22
ミドル層のための『出前・元気塾』を開始いたしました
2021/
2/22
若手社員のための『出前・元気塾』
経営セミナー 『経営トップの果たすべき役割とその実践法』 ~講義録 頒布のご案内~
 
連載コラム
第8回 中国の若き経営者に注目したい
 

元気塾

のメンバーと共に、中国・大連の企業を数社訪問してきた。2001年に次いで2度目の大連だが、今回は、

中国企業の躍進

ぶりに驚かされた。とりわけ興味深かったのが、

大連信華

http://www.digittime.com)だ。日本企業の業務を受託することを目的に、1992年に創業された若い会社だが、いまや600人程度の社員をようし、中国東北地方一のBPO(ビジネス プロセス アウトソーシング)企業に成長している。なにより驚いたのは、

経営者

が、若い女性だということだ。もともと同社は、日本のIT関連の大手企業の依頼を受けて、大連市役所が作った会社だった。この会社に市役所の代表として出向していたのが、社長の楊帆さんだ。結局、楊さんが、市役所から株式の100%を買い受けて、オーナー社長として会社を成長させてきたという。
 楊社長とは1時間程度質疑応答の時間を持ったにすぎないが、経営者としての優秀さは、十分に伺い知ることができた。これまで中国は、廉価な労働力ばかりが評価されてきたが、それだけではないように思える。今一社訪れた食品加工会社の社長も女性だった。

起業家精神

あふれる若き優秀な人材が、それも男女の別なく、いまの中国には、数多くいるように思える。
 1966年に始まり1976年に終焉した文化大革命は教育を否定した。それだけに、46,7歳以上の世代には、起業家になれるようなタイプは数少ないと聞く。しかし、逆に、文化大革命の後、教育を受けた若い世代には、楊さんのようなタイプが少なからずいるという。
 かつて、

日系企業

の経営者に、「中国人は中国人にしかマネジメントできない」と聞かされたことがあるが、楊さんも同感だという。楊社長のような優良な経営者にマネジメントされた

中国企業

がどのように成長していくのか、実に興味深いものがある。
 
  Fumiaki Hikita Official Site  
  このページをご覧頂くためには、Macromedia Flash Player が必要になります。 Copyright(c) 2005 Fumiaki Hikita Official Site. All rights Reserved.